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さて目の上のたんこぶがとれた宗盛さんは相変わらず馬鹿やってます。 源頼政の子、源仲綱に名馬「木下」をよこせと無理をふっかけます。 仕方なく馬を手放す仲綱ですが宗盛さんはというと・・・ 仲綱にじらされたせいか馬の顔まで憎くみえる と、思いっきり逆恨み。そのうえ馬の名前を「仲綱」と変えさせ手荒く扱う始末。動物愛護団体がこの時代にいたら間違いなくつるし上げにあってるでしょう。 この平家の横暴に京都にいる源氏の長老、源頼政は挙兵を決意。 以仁王に働きかけ平家追討の令旨を諸国の源氏に発します。 ところが源氏というのはなぜか同族同士でいがみ合うようでなかなか一枚岩というわけにはいきません。 例えば源頼政は先の平治の乱で頼朝、義経の父、義朝を見限っているし、 木曾義仲は父親が義朝の長男、義平に討たれている。 なんでまたここまでこじれるのか・・・ さて、令旨の運び役には新宮十郎義盛改め、行家が選ばれます。 喜び勇んでくれるのはいいのですが、酒に酔っ払って令旨の内容をばらしたりして最初からポカをやってくれます。 伊豆に向かった行家はさっそく頼朝に令旨を伝えるのですが、 頼朝は頼政が発していることと、周辺の事情から答えを保留します。 行家はその態度に落胆するものの「なれど吉報を待っている」と少しカッコイイような台詞を言って木曾に向かいます。ここでは義仲と意気投合。 双方ともに義朝に父を殺されたことで妙な連帯感を持ったようです。 出だしからなんだか不安です。 最後に義経のもとに行家が来ます。 義経はすでに兄頼朝とともに源氏として経つことを決心していますが、藤原秀衛からは 法皇様をあなどるでない 清盛入道をみくびるでない と、忠告されます。大局的にものを見ているのは今の時点では、清盛、頼朝、秀衛ぐらいのものでしょう。他はなんとなく「源氏の決起だ」と騒いでいるだけ。 さて京都では、行家のポカから令旨の一件が発覚、急遽頼政は以仁王を連れ円城寺に入ることになります。 来週は、頼政の最期、そして義経は奥州から頼朝のもとへと向かいます。
by teodrx
| 2005-04-03 21:29
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